校長より
中山間地域における新たな学校づくりを目指しています。

新潟県立阿賀黎明高等学校 校長 伊藤 大助
本校は、明治35(1902)年に東蒲原郡組合立実業補習学校として創立され、以降、幾たびかの変遷を経て、昭和24(1949)年には、普通科及び農業科を置く、新潟県立津川高等学校と改称しました。平成14(2002)年には、公立で県内初の併設型中高一貫校として新潟県立阿賀黎明中学校・高等学校が開校しました。令和2(2020)年3月をもって阿賀黎明中学校は閉校となり、阿賀黎明高等学校として新たに歩み始めることとなりました。
本校の校名「阿賀黎明」には、大河である阿賀野川の傍らに立ち、新潟県の県立学校の中でも、最も東に位置し、県内で最初に夜が明ける、黎明を迎える学校という意味が込められています。
本校は、地域や関係機関と連携した多様な体験活動をとおして、生徒の豊かな感性と社会性を育んでいます。
阿賀津川中学校との連携をはじめ、阿賀町による「阿賀黎明高校魅力化プロジェクト」も行われ、町をあげての教育活動が展開されています。
また、新学習指導要領で求められる「社会に開かれた教育課程」の実現のために、コミュニティ・スクールを実施し、県教育委員会の指導の下、学校運営協議会を設置し、保護者や地域住民の方々に学校運営に関わっていいただくことで地域に根ざした学校づくりを推進しています。
令和3年度より文部科学省委託事業「地域社会に根ざした高等学校の学校連携・協働ネットワーク構築事業(COREハイスクール・ネットワーク構想)」における「新潟の未来をSaGaSuプロジェクト」は、Sado(佐渡)・Aga(阿賀)・Suikou(新潟翠江)県内7校でネットワークを構築し、「遠隔授業モデルの構築」、「小規模校間連携モデルの構築」、「地域探究のための地域協働体制構築」に取り組み、地域の実態に合った魅力ある学校づくりを目指しています。